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GEMFOREX(ゲムフォレックス)は、2022年7月から完全上級者向けのガチゼロ口座をリリースしました。
ガチゼロ口座は、0pips固定のスプレッドとGEMFOREXの弱点でもあった大口取引にも対応する口座タイプです。
GEMFOREXで低スプレッドな口座タイプと言えば、ノースプレッド口座が定番でしたが新規受付を停止しており、今後はガチゼロ口座が上位互換の低スプレッド口座として提供されます。
本記事では、GEMFOREXの新口座タイプ「ガチゼロ口座」の特徴や利用方法などを徹底的にまとめました。
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この記事で分かること
GEMFOREXのガチゼロ口座とは?コスパに優れる口座タイプ
✓GEMFOREXのガチゼロ口座 3つの特徴
(1)完全招待制の口座タイプ
(2)0pips固定の超低スプレッド
(3)裁量取引限定
ここでは、GEMFOREX(ゲムフォレックス)のガチゼロ口座が具体的にどういった口座タイプなのか3つの特徴からご紹介します。
ガチゼロ口座は、GEMFOREXが提供してきた口座タイプはもちろん、海外FX業者の他社口座と比べても特徴的な口座です。
(1)完全招待制の口座タイプ
ガチゼロ口座は、海外FX業者・国内FX業者のどれと比べても非常にコストパフォーマンスの高い口座タイプです。
しかし、残念ながら誰でもGEMFOREXのガチゼロ口座を利用できるわけではありません。
なぜなら、GEMFOREXのガチゼロ口座は「完全招待制」だからです。
GEMFOREXのガチゼロ口座は、「GEMFOREXのリアル口座を開設済みのユーザーから、独自の審査基準を満たしている方に招待メールが届く」といった珍しい仕組みを採用しています。
また、ガチゼロ口座に招待される審査基準は非公開となり、文字通り選ばれたトレーダーだけが使える特別な口座タイプです。
(2)0pips固定の超低スプレッド
完全招待制のガチゼロ口座ですが、招待を受けるためにGEMFOREXのリアル口座を開設しておくだけでも十分に価値があります。
なぜなら、ガチゼロ口座はどのFX業者よりも「完全0pips固定の超低スプレッド」を実現しているからです。
一般的にスプレッドが狭いと言われてる日本国内のFX業者でも0.1pips、0.2pipsが低スプレッドの限界になります。
しかも、GEMFOREXのガチゼロ口座は、他社の低スプレッド口座にある様な取引手数料や、高額な入金が不要で完全0pips固定のスプレッドで取引が可能です。
(3)裁量取引限定
GEMFOREXと言えば、初心者から上級者まで幅広い層に人気の自動売買(EA)・ミラートレードの無料配信サービスが魅力です。
完全0pips固定で自動売買を運用したいといった方も多いでしょう。
しかし、ノースプレッド口座と同じくガチゼロ口座は、自分で取引の判断を行う「裁量取引(さいりょうとりひき)」専用の口座タイプです。
したがって、トレードに自信のある上級者トレーダーが利用すれば、スプレッドによるコストが発生しない最も有利なレートで取引ができる環境となります。
現在は新規受付を停止しているノースプレッド口座も裁量取引限定・取引手数料無料・裁量取引専用だったため、ガチゼロ口座は完全にノースプレッド口座の上位互換だと言えるでしょう。
GEMFOREXのガチゼロ口座 基本仕様
GEMFOREX(ゲムフォレックス)のガチゼロ口座の取引条件を一覧表にまとめました。
取引ツール |
MetaTrader5(MT5) |
発注方式 |
NDD STP方式 |
スプレッド 方式 |
変動方式 |
取引口座の通貨 |
日本円・米ドル |
最大レバレッジ |
1,000倍 |
1ロットの通貨量 |
10万通貨 |
初回最低入金額 |
$50(USD) 相当額 |
最小注文数 |
0.01ロット (1,000通貨) |
最大ロット数/ 合計最大注文数 |
50ロット/無制限 |
取り扱い銘柄 |
【商品合計】:14 【通貨ペア】:13 【貴金属CFD】:1 |
ここでは、GEMFOREXガチゼロ口座とオールインワン口座との違い、ノースプレッド口座から進化した取引条件をご紹介します。
ガチゼロ口座とオールインワン口座の違い
GEMFOREXのガチゼロ口座とオールインワン口座で、取引条件の違いを一覧表にまとめました。
違いのある取引条件 |
ガチゼロ口座 |
オールインワン口座 |
スプレッド 方式 |
固定 |
変動 |
最大ロット数/ 合計最大注文数 |
50ロット/無制限 |
30ロット/30ロット |
取り扱い銘柄 |
【商品合計】:14 【通貨ペア】:13 【貴金属CFD】:1 |
【商品合計】:95 【通貨ペア】:58 【貴金属CFD】:3 【エネルギーCFD】:2 【株価指数CFD】:10 【仮想通貨CFD】:22 |
ガチゼロ口座とオールインワン口座の違いは「スプレッド・ロット数・取り扱い銘柄」の3つです。
レバレッジや証拠金通貨、ロスカット水準はガチゼロ口座とオールインワン口座で共通となります。
ガチゼロ口座は先にご紹介した通り、固定スプレッドであり、ロット数に関しても大口取引に対応していることが特徴です。
一方で、完全0pips固定のスプレッドが実現できる取り扱い銘柄を対象としているため、オールインワン口座と比べると銘柄のバラエティは少なくなります。
また、ガチゼロ口座は裁量取引専用であること、オールインワン口座は裁量取引も自動売買も対応できることも大きな違いです。
ガチゼロ口座とノースプレッド口座の違い
ガチゼロ口座とノースプレッド口座(現:ロースプレッド口座)で取引条件の違いを一覧表にまとめました。
違いのある取引条件 |
ガチゼロ口座 |
ノースプレッド口座 (現:ロースプレッド口座) |
スプレッド 方式 |
固定 |
変動 |
最大ロット数/ 合計最大注文数 |
50ロット/無制限 |
30ロット/30ロット |
取り扱い銘柄 |
【商品合計】:14 【通貨ペア】:13 【貴金属CFD】:1 |
【商品合計】:61 【通貨ペア】:58 【貴金属CFD】:3 |
ガチゼロ口座とノースプレッド口座に関しても「スプレッド・ロット数・取り扱い銘柄」が主な違いです。
どちらの口座タイプも、最大1,000倍のレバレッジが利用できること、そして自動売買非対応の裁量取引専用の口座タイプとなります。
また、ノースプレッド口座は変動制スプレッドを採用しており、ガチゼロ口座の様に完全0pips固定ではなく、変動制の低スプレッド口座です。
スプレッドがゼロではないものの、取り扱い銘柄はガチゼロ口座よりノースプレッド口座の方が多くなります。
GEMFOREXのガチゼロ口座を使うメリット
✓GEMFOREXのガチゼロ口座を使うメリット
(1)スプレッド・取引コストが圧倒的に安い
(2)30ロット以上の大口取引ができる
(3)最大1,000倍レバレッジがそのまま使える
(4)最小入金額も低いため敷居は高くない
(5)ハイボラティリティ通貨ペア・ゴールドもゼロスプレッド
ここでは、GEMFOREX(ゲムフォレックス)の口座タイプでガチゼロ口座を使う具体的なメリットを解説します。
ガチゼロ口座は、裁量取引を極めたいトレーダーに最適なメリットを数多く備えていることが強みです。
(1)スプレッド・取引コストが圧倒的に安い
GEMFOREXでガチゼロ口座を使う最大のメリットは、圧倒的に安い取引コストでしょう。
低スプレッドな口座や、0pips固定のスプレッドを提供すること自体はGEMFOREX以外の海外FX業者でも行っています。
しかし、取引手数料が無料にも関わらず、完全0pips固定の低スプレッドを実現していることはガチゼロ口座だけといっても良いでしょう。
通貨ペア |
ガチゼロ口座 平均スプレッド |
オールインワン口座 平均スプレッド |
オールインワン口座 1ロット当たりの取引コスト |
USD/JPY |
0pips |
1.6pips |
1,600円 |
EUR/USD |
1.6pips |
2,173円 |
|
GBP/JPY |
3.1pips |
3,100円 |
|
EUR/JPY |
2.8pips |
2,800円 |
|
GBP/USD |
2.2pips |
2,988円 |
|
AUD/JPY |
2.7pips |
2,700円 |
|
AUD/USD |
1.6pips |
2,173円 |
|
USD/CAD |
2.2pips |
2,292円 |
|
EUR/GBP |
2.0pips |
3,249円 |
|
CAD/JPY |
3.1pips |
3,100円 |
|
EUR/AUD |
3.3pips |
3,037円 |
|
USD/CHF |
3.3pips |
4,626円 |
|
NZD/USD |
3.0pips |
4,075円 |
※取引コストは本記事執筆時点の為替レートを元に算出したものです。
ガチゼロ口座とオールインワン口座で実際の取引コストを比べてみましょう。
ガチゼロ口座は、スプレッドも取引手数料も発生しないため、取引コストと言えばポジションを建てるための必要証拠金ぐらいです。
一方で、オールインワン口座ではガチゼロ口座と同じ必要証拠金に加えて、スプレッドが取引コストとして必要になっていきます。
通貨ペアによっては、1ロット当たり4,000円にもなる取引コストが発生し、スプレッドがポジションの含み損になりますから、単純にガチゼロ口座はスプレッド分、有利なトレードが可能です。
(2)30ロット以上の大口取引ができる
ガチゼロ口座がリリースされる以前、GEMFOREXでは最大30ロットが一度に発注できる取引サイズ、そして同時に保有できるポジションの上限でした。
最大30ロットは、取引手数料が無料と低スプレッドを両立しているノースプレッド口座(ナノスプレッド口座)に関しても同じです。
しかし、ガチゼロ口座はGEMFOREXの弱点でもあった大口取引に対応いなかった部分を改善しています。
ガチゼロ口座は、最大50ロットを一度に発注でき、また同時に保有できるロット数が無制限です。
(3)最大1,000倍レバレッジがそのまま使える
国内FX業者と比べて、高倍率のレバレッジを取り扱う海外FX業者では、上級者向けの低スプレッドな口座タイプは最大レバレッジが制限されている場合が多いです。
しかし、GEMFOREXのガチゼロ口座は、オールインワン口座やノースプレッド口座と同じく最大1,000倍レバレッジで取引ができます。
最大1,000倍ものレバレッジがあれば、少額資金からでも取引を始めやすく、十分に資金がある方は余力を確保しつつ取引に臨むことができます。
(4)最小入金額も低いため敷居は高くない
ガチゼロ口座がリリースされる前、GEMFOREXで唯一の低スプレッド特化の口座タイプだったノースプレッド口座。ノースプレッド口座は、初回最低入金額が30万円相当と高額に設定されていたため、敷居が高いというデメリットがありました。
しかし、ガチゼロ口座は完全招待制ではあるものの、初回最低入金額はオールインワン口座と同様に50ドル相当額(5,000円)から利用できます。
最小入金額が低く設定されているため、ノースプレッド口座の様に敷居が高くないこともガチゼロ口座のメリットです。
(5)ハイボラティリティ通貨ペア・ゴールドもゼロスプレッド
ガチゼロ口座は、取り扱う銘柄全てが完全0pips固定であることもメリットです。
完全固定ではないものの、メジャー通貨ペアであれば、時間帯によって0pipsのスプレッドを提示する他社口座は多く存在しています。
しかし、ボラティリティの高いマイナー通貨ペアやゴールドも含めた完全0pips固定スプレッドは他社でも実現している場合はありません。
特に貴金属CFDのゴールドに関しては、ハイボラティリティなポンド系の通貨ペアと比べてのても値動きが大きく、0pips固定のガチゼロ口座のスプレッドは有利に取引するために最高の取引条件です。
GEMFOREXのガチゼロ口座のデメリット
✓GEMFOREXのガチゼロ口座のデメリット
(1)完全招待制で誰でも使えるとは限らない
(2)新規受付が停止になる可能性がある
(3)自動売買・ミラートレードが利用できない
(4)取り扱い銘柄が少ない
(5)ガチゼロ口座はMT4に非対応
ここでは、GEMFOREX(ゲムフォレックス)の口座タイプでガチゼロ口座を使う具体的なデメリットを解説します。
ガチゼロ口座は、有利なレートで取引できる裁量取引特化型の口座タイプです。しかし、裁量トレーダーに沿った仕様だからこそ、他の口座タイプと比べたデメリットがあります。
(1)完全招待制で誰でも使えるとは限らない
ガチゼロ口座がコストパフォーマンスに優れた口座タイプであることは間違いありません。
しかし、残念ながら誰でもガチゼロ口座が使えるとは限らないことがデメリットになります。
なぜなら、ガチゼロ口座は完全招待制だからです。ガチゼロ口座の招待を受けるために、条件があれば満たしておきたいと考える人も多いでしょう。
しかし、現時点ではGEMFOREXによるガチゼロ口座の招待条件は非公開となっており、ガチゼロ口座を利用したい方は、GEMFOREXのリアル口座を開設しておき、取引を続けるしか招待を受ける手段がありません。
(2)新規受付が停止になる可能性がある
完全0pips固定のスプレッドに取引手数料が無料、非常にコストパフォーマンスが優れているガチゼロ口座は新規受付が停止になる可能性があります。
なぜなら、GEMFOREXは実際に、低スプレッド&取引手数料無料のノースプレッド口座が新規受付停止となり、口座数限定で再開するといった事実があるからです。
ガチゼロ口座もノースプレッド口座と同じく人気なので、今後一定数の招待枠が埋まれば、新規受付が停止となる可能性もあります。
(3)自動売買・ミラートレードが利用できない
スプレッドが狭い口座は、自動売買やミラートレードと相性が良いです。
自動売買や自動売買を主体としたミラートレードは、人の判断より早く、プログラムが売買を行うため、高頻度売買が可能となります。
高頻度売買では、細かな利益を積み重ねて口座を運用しますから、スプレッドが狭いほど運用成績が伸びやすいです。
しかし、ガチゼロ口座はノースプレッド口座と同様に裁量取引専用になります。自動売買はガチゼロ口座で稼働させることができないため注意しましょう。
(4)取り扱い銘柄が少ない
ガチゼロ口座は、幅広い銘柄を取引したい方にはおすすめしません。
なぜなら、ガチゼロ口座の取り扱い銘柄は、GEMFOREXの口座タイプで最も少ないからです。
✓ガチゼロ口座の取り扱い銘柄
- AUD/JPY
- GBP/USD
- AUD/USD
- NZD/USD
- CAD/JPY
- USD/CAD
- EUR/AUD
- USD/CHF
- EUR/GBP
- USD/JPY
- EUR/JPY
- EUR/USD
- GBP/JPY
- XAU/USD
ガチゼロ口座では、オールインワン口座で取り扱う通貨ペアの半分となり、CFD銘柄に関してはXAU/USD(ゴールド)のみとなります。
株価指数・エネルギーおよび、新しく追加された仮想通貨CFDに関してはガチゼロ口座だと取引できません。
(5)ガチゼロ口座はMT4に非対応
ガチゼロ口座が対応している取引プラットフォームは「MetaTrader5(MT5)」のみになります。
MetaTrader4(MT4)に関しては、ガチゼロ口座は対応していません。MT4の後継機がMT5であり、基本的にはMT5の方が取引プラットフォームとしての完成度は高いです。
しかし、MetaTraderシリーズの特徴でもあるカスタムインジケーターや自動売買(EA)を使う時、MT5のみに対応しているガチゼロ口座にデメリットが発生します。
自分で自由に追加できるカスタムインジケーターおよびEA(自動売買のプログラム)は、MT4とMT5で互換性がないため、MT4専用のものをMT5で利用することはできません。
MT4の方が、リリースから長い年数使われているため、自動売買やカスタムインジケーターが多く流通しています。
GEMFOREXのガチゼロ口座を他社比較
ここではGEMFOREX(ゲムフォレックス)のガチゼロ口座を他社で低スプレッドに特化している取引口座と比較します。G
EMFOREXのガチゼロ口座が実際に海外FX業者の中でもコストパフォーマンスが高いのか、具体的な取引条件でしっかり比較してみましょう。
ガチゼロ口座のスプレッドを他社比較
まずはGEMFOREXのガチゼロ口座の平均スプレッドを、他社口座と比較してみましょう。
近年では、海外FX業者が日本人トレーダー好みの取引条件を提供する口座タイプを数多くリリースしてきました。
GEMFOREXのガチゼロ口座と同様に取引手数料無料と低スプレッド、あるいは完全固定制のスプレッドを提供してる他社口座を比較対象としてピックアップしています。
海外FX業者 |
EUR/USD |
USD/JPY |
GBP/USD |
AUD/USD |
USD/CAD |
GEMFOREX(ゲムフォレックス) ガチゼロ口座 |
0pips |
0pips |
0pips |
0pips |
0pips |
FBS(エフビーエス) ゼロスプレッド口座 |
0pips(2.0pips) |
0pips(2.0pips) |
0pips(2.0pips) |
0pips(2.0pips) |
0pips(2.0pips) |
XMTrading(エックスエム) KIWAMI極口座 |
0.7pips |
0.7pips |
0.7pips |
0.9pips |
1.3pips |
FXGT(エフエックスジーティー) プロ口座 |
0.7pips |
0.8pips |
0.9pips |
0.8pips |
1.4pips |
まず、現時点で日本から利用できる海外FX業者で完全0pips固定のスプレッドを提供しているのは、GEMFOREXのガチゼロ口座とFBSのゼロ口座のみです。
しかし、FBSのゼロ口座は取引手数料が片道20ドル(2pips相当)が発生するため、取引コストが割高になります。
また、ガチゼロ口座と同様に取引手数料が無料のまま、低スプレッドを提供しているXMTradingのKIWAMI極口座・FXGTのプロ口座と比べると、メジャー通貨ペアの取引コストは、やはりGEMFOREXのガチゼロ口座の方が安くなります。
ガチゼロ口座のレバレッジを他社比較
GEMFOREXのガチゼロ口座と他社口座で適用される最大レバレッジを比べてみましょう。
海外FX業者 |
最大レバレッジ |
GEMFOREX(ゲムフォレックス) ガチゼロ口座 |
1,000倍 |
FBS(エフビーエス) ゼロスプレッド口座 |
3,000倍 |
XMTrading(エックスエム) KIWAMI極口座 |
1,000倍 |
FXGT(エフエックスジーティー) プロ口座 |
1,000倍 |
最大レバレッジで比較すると、GEMFOREXのガチゼロ口座は海外FX業者としては平均的なレバレッジ倍率だと言えます。
先ほどのスプレッド比較では、高額な取引手数料でガチゼロ口座に劣っていたFBSのゼロスプレッド口座は、最大3,000倍のレバレッジが利用可能です。
もちろん、最大1,000倍レバレッジでも十分すぎるほど高いレバレッジ倍率が利用できますが、極端に高いレバレッジ倍率を求める場合は、FBSのゼロスプレッド口座も選択肢の1つとして挙げられます。
レバレッジ制限に注意する
低スプレッドと高倍率なレバレッジは短期トレードが有利なトレード環境となることに間違いはありません。
ただし、ハイレバレッジを活用してスキャルピングで稼ぎたいといった方は「有効証拠金(口座残高)によるレバレッジ制限」に注意が必要です。
有効証拠金(口座残高)によるレバレッジ制限は、各社で異なる基準を設けています。
実際にGEMFOREXのガチゼロ口座と他社で有効証拠金(口座残高)によるレバレッジ制限基準を比べてみましょう。
有効証拠金(口座残高) |
XMTrading(エックスエム) |
GEMFOREX(ゲムフォレックス) |
FBS(エフビーエス) |
2万円未満 |
1,000倍 |
1000倍 |
3000倍 |
2万円超~20万円未満 |
2000倍 |
||
20万円超~50万円未満 |
1000倍 |
||
50万円超~200万円未満 |
500倍 |
||
200万円~300万円未満 |
200倍 |
500倍 |
|
300万円超~500万円未満 |
200倍 |
||
500万円~1000万円未満 |
|||
1000万円超~1500万円未満 |
100倍 |
||
1500万円超~2000万円未満 |
100倍 |
||
2000万円超~3000万円未満 |
|||
3000万円超~ |
最大3,000倍のレバレッジが利用できるFBSのゼロスプレッド口座は、倍率が制限される基準が細かく、ハイレバレッジでスキャルピングを行う場合は、口座残高の変動をかなり気にする必要があります。
一方で、GEMFOREXのガチゼロ口座はレバレッジ制限基準が2段階のみで使いやすいことが特徴です。
また、FXGTのプロ口座に関しては、ポジションの取引サイズに応じてレバレッジ倍率が自動調整されるダイナミックレバレッジを採用しています。
ガチゼロ口座の最小入金額を他社比較
ガチゼロ口座の様に、取引条件が通常の口座タイプより良い場合は、最小入金額も各社で比較すべきです。
基本的に取引条件が優れている口座タイプは、上級者向けであり、最小入金額が高く設定されている場合が多くあります。
実際に、海外FX業者の他社口座とGEMFOREXのガチゼロ口座で最小入金額を比較してみましょう。
海外FX業者 |
最小入金額 |
GEMFOREX(ゲムフォレックス) ガチゼロ口座 |
50ドル相当額 |
FBS(エフビーエス) ゼロスプレッド口座 |
500ドル相当額 |
XMTrading(エックスエム) KIWAMI極口座 |
5ドル相当額 |
FXGT(エフエックスジーティー) プロ口座 |
5ドル相当額 |
GEMFOREXのガチゼロ口座を他社口座と最小入金額で比べると、十分に少額入金から使いやすくなっていることが分かります。
ガチゼロ口座と同じく唯一0pips固定のスプレッドを提供するFBSのゼロスプレッド口座は、最小入金額が500ドル相当額なので、ガチゼロ口座より敷居が高いです。
一方で、完全0pips固定ではないものの低スプレッド・無料の取引手数料のXMTradingのKIWAMI極口座、そしてFXGTのプロ口座なら、最小入金額5ドルから利用できます。
ガチゼロ口座の取り扱い銘柄を他社比較
ガチゼロ口座は、スプレッド・最小入金額・レバレッジが他社と比べても総合的に取引条件が優れていることが分かります。
しかし、ガチゼロ口座はGEMFOREXの他の口座タイプと比べても取り扱い銘柄が少ないことがデメリットです。
他社の類似口座と比べて、どの程度ガチゼロ口座の取り扱い銘柄が少ないのか見てみましょう。
海外FX業者 |
GEMFOREX(ゲムフォレックス) ガチゼロ口座 |
FBS(エフビーエス) ゼロスプレッド口座 |
XMTrading(エックスエム) KIWAMI極口座 |
FXGT(エフエックスジーティー) プロ口座 |
通貨ペアCFD |
13 |
38 |
55 |
54 |
株価指数CFD |
ー |
4 |
24 |
10 |
貴金属CFD |
1 |
4 |
4 |
2 |
エネルギーCFD |
ー |
2 |
5 |
3 |
株式CFD |
ー |
ー |
ー |
54 |
仮想通貨CFD |
ー |
31 |
59 |
|
合計 |
14 |
48 |
127 |
182 |
GEMFOREXのガチゼロ口座は、同じく完全0pips固定スプレッドを提供するFBSのゼロスプレッド口座や、XMTradingのKIWAMI極口座、そしてFXGTのプロ口座と比較しても取り扱い銘柄は非常に少ないことが分かります。
ガチゼロ口座で取り扱っているのは、メジャー通貨ペアと一部のマイナー通貨ペア、そして貴金属CFDのXAU/USD(ゴールド)のみです。
スプレッドの狭さと一緒に取り扱い銘柄の多さも重視したい方には、GEMFOREXのガチゼロ口座の取り扱い銘柄は物足りなく感じるでしょう。
ガチゼロ口座のロスカット水準を他社比較
ガチゼロ口座のロスカット水準を他社口座と比較してみましょう。
低スプレッドを提供する海外FX口座では、やはりレバレッジの高さを生かしたスキャルピングと相性が良いです。
スキャルピングは、ポジション保有期間が短いため、少額資金からレバレッジを効かせて稼ぐこともできます。
ロスカット水準が低いほど、少額資金でポジションを建てる際に、より多くの含み損が許容できるため重要な比較要素です。
海外FX業者 |
ロスカット水準 |
GEMFOREX(ゲムフォレックス) ガチゼロ口座 |
証拠金維持率20% |
FBS(エフビーエス) ゼロスプレッド口座 |
証拠金維持率20% |
XMTrading(エックスエム) KIWAMI極口座 |
証拠金維持率20% |
FXGT(エフエックスジーティー) プロ口座 |
証拠金維持率40% |
GEMFOREXのガチゼロ口座に設定されているロスカット水準「証拠金維持率20%」は、他社口座のロスカット水準と比べても標準的と言えるでしょう。
最大1,000倍レバレッジを十分に生かした取引がガチゼロ口座では可能です。
GEMFOREXのガチゼロ口座を利用する方法
GEMFOREX(ゲムフォレックス)のガチゼロ口座を利用する方法は「ガチゼロ口座の開設招待メールを待つ」しかありません。
ガチゼロ口座は、完全招待制で提供されている特殊な口座タイプです。したがって、招待無しにガチゼロ口座を開設することができない仕組みになっています。
ただし、ガチゼロ口座の招待はGEMFOREXユーザーが対象となるため、先に誰でも開設できるオールインワン口座を開設しておきましょう。
GEMFOREXのガチゼロ口座に関する注意点
✓GEMFOREXのガチゼロ口座に関する注意点
(1)口座残高によって最大レバレッジは制限される
(2)ボーナスが受け取れない
(3)招待されて開設できるのは1つ
ここでは、GEMFOREX(ゲムフォレックス)のガチゼロ口座に関する注意点を3つご紹介します。それぞれ詳しく見ていきましょう。
(1)口座残高によって最大レバレッジは制限される
ガチゼロ口座は、オールインワン口座やノースプレッド口座と同様に最大1,000倍レバレッジが適用されます。
ただし、同様に口座残高(有効証拠金)を基準としたレバレッジ制限が行われるため注意しましょう。
GEMFOREXの口座残高(有効証拠金)によるレバレッジ制限は、200万円を超えると最大500倍に制限されます。
なお、最大レバレッジとレバレッジ制限された場合の倍率は、ガチゼロ口座で取り扱う全ての銘柄で共通の基準です。
(2)ボーナスが受け取れない
GEMFOREXでは、1年を通して高額なボーナスキャンペーンを行っています。
しかし、GEMFOREXのガチゼロ口座は、原則ボーナスキャンペーンの対象外となるため注意しましょう。
例えば、抽選式の入金ボーナスに当選しても、ガチゼロ口座への入金にはボーナスが支給されません。
(3)招待されて開設できるのは1つ
GEMFOREXのガチゼロ口座は完全招待制の口座タイプです。
また、招待されて開設できるガチゼロ口座は1口座のみになります。したがって、ガチゼロ口座は口座凍結や削除をすると、再度ガチゼロ口座を開設することができないため注意しましょう。
GEMFOREXのガチゼロ口座 まとめ
本記事は「【超コスパ】GEMFOREXのガチゼロ口座とは?特徴とメリット・デメリット」のテーマでお届けしました。
ガチゼロ口座は、GEMFOREXが提供する海外FX業者でもトップクラスのコスパの良さを備える口座タイプです。取引手数料が無料で低スプレッドを実現する口座タイプは他社口座でも提供されています。
しかし、ガチゼロ口座の様に完全0pips固定スプレッドはありません。圧倒的に取引コストが安いGEMFOREXのガチゼロ口座は「GEMFOREXのリアル口座を持っている方」から招待された場合のみ利用できます。

森 栄一(もりえいいち)
記事は税理士歴10年以上の税理士が監修。もちろん海外FXの現役トレーダー。趣味は旅行と馬。最近はドラクエウォークにはまっています!
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