「HMA」「GMMA」移動平均線2種類を紹介

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移動平均線はFXトレードをする上で、一番基本的なツールであり、かつ一番頼りになるツールでもあります。

そして、今回紹介する、「HMA」「GMMA」の2種類は、移動平均線を基に作られています。

2種類のインジケーターの使い方を交えて、紹介します、

この記事で分かること

  • HMA_Color_v03の内容と計算式
  • GMMAの内容と計算式
  • HMA_Color_v03とGMMAの設定方法から使い方

「HMA」「GMMA」2種類の移動平均線

移動平均線は主に、①Simple(単純移動平均、SMA)②Exponential(指数移動平均、EMA)③Smoothed(平滑移動平均、SMMA)④Linear Weighted(線形加重移動平均、LWMA)の4種類が使われています。

それぞれ、一長一短がありまして、それらを踏まえて更に使い易い移動平均線を作ろうと、今回紹介する「HMA」「GMMA」が作られました。

「HMA」は2種のWMA(加重移動平均線)から計算により導き出した値により、価格変動への反応が早く、方向性も掴み易く作られています。

「GMMA」はEMA(指数平滑移動平均線)を複数表示してトレンドが1本の移動平均線よりも、一目で分かるように作られています。

「HMA」「GMMA」をMT4に表示する方法

「HMA」「GMMA」はMT4の標準インジケーターには含まれていません。

これから解説する上で必要ですので、下記からダウンロードをして、セットアップして下さい。

無料のインジケーターですので、ぜひ、ダウンロードしておいてください。

「HMA」「GMMA」のダウンロード場所

Windowsの「ダウンロードフォルダー」に3ファイルが保存されます。
MT4で利用できるように、全ファイルを移動させます。

セットアップ先は、下記の手順で行ってください。

「HMA」「GMMA」の保存先①

MT4を起動させて下さい。
MT4が起動しましたら、メニューバーの「ファイル」⇒「データフォルダを開く」でファイルマネージャーが起動します。

「HMA」「GMMA」の保存先②

ファイルマネージャー内に「MQL4」フォルダーが有りますので開きます。
すると、「Indicators」フォルダーが有りますのでその中に保存してください。

「HMA」「GMMA」を保存しましたら、ファイルマネージャーとMT4を終了させて下さい。
次に、MT4を再度、起動させます。

HMA_Color_v03.mq4をMT4に表示

MT4が起動しましたら、ツールバーの「表示」→「ナビゲーター」をクリックしてください。

ナビゲーターが表示されましたら、「HMA_Color_v03」を探して、利用したい通貨ペアのチャートへドラッグアンドドロップしてください。

HMA_Color_v03とは?

HMA_Color_v03の設定

HMA_Color_v03のパラメーターはWMA(加重移動平均)を使います。
価格変動への反応が早いのが特徴になります。

HMA=Hull Moving Average(ハル移動平均線)はアラン・ハル(Alan Hull)氏によって作られた移動平均線です。
HMAは加重移動平均を使い出された数値を、ラインでチャート上に描画します。

その為、価格変動への反応がSMAに比べて早くなります。

SMAとWMAの違い

SMA(単純移動平均) 指定期間の終値を全て足して、指定期間で割ります
WMA(加重移動平均) 直近の価格に近いものほど重要度を大きくして、一定期間を平均化したもの

今回紹介する、HMA_Color_v03は上昇時と下降時にラインのカラーを変えて知らせるタイプです。

HMA_Color_v03の検証

上記画像はUSD/JPY1時間足チャートにHMA_ColoとSMAサブウインドウにMACDを描画しています。

◆チャート画面左から検証を進めます。

①・③・⑤・⑦の青色●でHMAは色が桃色に変わっています、MACDとシグナルのデッドクロスでショートエントリーをしますと、①は140pips、③は50pips、⑤は120pips、⑦は250pipsの取得になります。

②・④・⑥の青色●でHMAは色が青色に変わっています、ロングエントリーをしますと、②は160pips、④は100pips、⑥は160pipsの取得になります。

HMAのサインでエントリーとクローズをするだけで、大きなpipsが取得できます。

ショートエントリーにはMACDとシグナルのデッドクロスが合致していますが、ロングの方ではMACDは0ラインで反転しているケースと、0ラインまでも届かずに反転しているケースも有ります。

HMAの計算式

HMAの計算式

HMA= WMA(n日/2)×2―WMA(n日)

※WMA=[(当日の終値×n)+{前日終値×(n–1)}+{2日前の終値×(n–2)} + …… + {終値[n-2]×2}+終値[n-1]÷{(n+(n–1)+(n–2)+・・・+2+1)}

※n=期間(今回は21日)

HMAを計算する為には、WMA(加重移動平均)の値を出します。

短期・中期・長期などの計算期間を決めます。
決定した期間の加重移動平均と、その半分の期間の加重移動平均を求めます。

半分の期間の加重移動平均を2倍したものから、期間全てで求めた加重移動平均を引きます。

GMMAとは?

GMMAの設定


GMMAのパラメーター

◆短期EMA線の5本(緑色)
3日、7日、10日、12日、15日

◆長期EMA線6本(青色)
30日、35日、40日、45日、50日、60日の設定です。

パラメーターを変更する場合は、メタエディターで行います。
カラーは分かり易くするために変えました。
これは任意に変更が可能です。

※GMMAのセットアップ方法は、前項のHMAを参考にして下さい。

GMMAインジケーターは、EMA(指数平滑移動平均線)の期間を変えて11本表示し、トレンドを分かり易くするテクニカル指標です。

GMMAはGuppy Multi Moving Averageの略称です。

開発者は、オーストラリアの金融コラムニストである、ダリル・グッピー(Daryl Guppy)氏です。

GMMAは期間の異なる短期EMA5本(3日、7日、10日、12日、15日)の束と、同じく期間の異なる長期EMA6本(30日、35日、40日、45日、50日、60日)の束、それぞれ束の収束と乖離によりトレンドの発生から終焉が分かります。

更に、短期EMAの束が長期EMAの束とクロスし反転することで、トレンド転換が一目でわかり、ポジションのエントリーとクローズの目安に使えます。

長期EMA6本の束 右肩上がり⇒アップトレンド、右肩下がり⇒ダウントレンド
短期EMA5本の束 収束反転でエントリーとクローズポイントが決められる
短期長期EMA11本 乖離具合で、トレンドの強弱が分かる

GMMAの検証

上記画像はGBP/USD4時間足にGMMAを描画しサブウインドウにMACDを描画させています。

◆チャート画面左から検証を進めます。
①・③・⑤・⑦はGMMAが収束反転をしており、MACDにもショートエントリーのサインがでています。

①は250pips、③は80pips、⑤は220pips、⑦は280pipsの取得になります。

MACDとシグナルのデッドクロス③・⑤と、0ラインでの反転①・⑦がエントリーのサインです。

②・④・⑥はGMMAが収束反転をしており、MACDとシグナルのゴールデンクロスでロングエントリーのサインがでています。

②は240pips、④は150pips、⑥は130pipsの取得になります。

途中、細かくラインが収束している個所が有ります、そこで決済して途転エントリーでも構いませんが、今回の検証では無視して継続をする検証方法にしました。

GMMAの計算式

n日間のEMA(指数平滑移動平均線)

1日目=(当日も含め)n日の終値の平均

2日目以降=前日のEMA+α×(当日終値―前日のEMA)

α(平滑定数)=2÷(n+1)

n=期間(ここでは21日)

EMAは指定期間の平均を取らず、より直近の値に重きを置いて出します。

1日目の計算方法は、単純移動平均と同じで、対象期間における終値の平均になります。

2日目以降は当日の変動幅は2回分足して比重を上げ、「当日終値―前日のEMA」で当日の変動幅を出します。

「HMA」「GMMA」移動平均線まとめ

今回は移動平均線を基にして、より価格変動にタイトに反応が出るHMAと、複数の移動平均線で売買チャンスが見つけられるGMMAの解説をして来ました。

HMA_Color_v03はWMA(加重移動平均)を2倍しタイトにしたHMAを、更に上昇と下降でカラーが変わる様に改良することで、エントリーとクローズのポイントが分かり易くなっています。

GMMAは期間の異なる複数の指数平滑移動平均線を、短期の束と長期の束に色分けしてラインを描画することで、ラインのクロスが分かり易くなり、ポジションのエントリーとクローズに大いに役立つテクニカル指標です。

今回、HMA_Color_v03とGMMAの検証補助として、MACDを併用しました。
MACDとも売買ポイントが合致しますと、より安全なトレードが出来ると思います。

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海外FX戦士の編集長:
森 栄一(もりえいいち)

記事は税理士歴10年以上の税理士が監修。もちろん海外FXの現役トレーダー。趣味は旅行と馬。最近はドラクエウォークにはまっています!

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