3本の移動平均線「Alligator」でトレンドを判断

この記事で分かること

  • 20~30文字程度で箇条書き
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MT4に標準で搭載されている、Alligatorという変わった名前のインジケーターをご存知でしょうか?
はい、ワニの事ですね?
「クロコダイルとアリゲーター」の違いは、FXには関係ありませんので、ここでは割愛させて頂きます。
トレンド系テクニカル指標のAlligatorは三本の移動平均線を、ワニの唇・歯・顎に見立てて、エントリーポイントと最適なクローズポイントを私たちトレーダーに教えてくれます。
今回はAlligatorの設定方法と使い方を解説し、検証をして行きます。

Alligator(アリゲーター)を解説

AlligatorはMT4の標準インジケーターとして、「ビル・ウイリアムス」グループの中に登録されている6個のインジケーターの中の一つとして存在します。
Alligatorは、パラメーター日数の異なる3本の移動平均線をそれぞれ、唇(LIPS)・歯(TEETH)・顎(JAWS)と呼び、上昇の局面でこの口を開いた順番に並んだポイントがパーフェクトオーダーとなり、利益が取れます。
下落の局面の場合は逆になり、上から順に、顎(JAWS)・歯(TEETH)・唇(LIPS)と並びます。
トレンドの始まりと終わりを見極めるのに最適な、トレンドフォロー型のテクニカル指標です。

Alligatorをチャートに表示させる方法

MT4を起動させて、テクニカル分析をする通貨ペアを表示させて下さい。

AlligatorをMT4に表示させる方法
メニューバーの「挿入」⇒「インディケータ」⇒「ビル・ウイリアム」⇒「Alligator」をクリックします。

その後、設定ウインドウが表示されます。

Alligatorの設定
ジョーズ期間(顎):移動平均線の期間は13日です、表示移動:ローソク足8本右にずらします(ジョーズ)

ティース期間(歯):移動平均線の期間は8日です、表示移動:ローソク足5本右にずらします(ティース)

リップス期間(唇):移動平均線の期間は5日です、表示移動:ローソク足3本右にずらします(リップス)

種別:Smoothed(平滑移動平均、SMMA)他には、Simple・Exponential・Linear Weightedが選べます。

適用価格:MedianPrice(HL/2)高値と安値を足して割った値です。

他には、開始価格・高値・安値など選べます。

色と線の種類の設定は任意です。

表示移動の画像
アリゲーターの先端は上記画像のように、右側にずらして描画されています。

JAWS :ローソク足8本分右へずらします

TEETH:ローソク足5本分右へずらします

LIPS:ローソク足3本分右へずらします

Alligatorの使い方

上記チャートはUSD/JPY日足にAlligatorを描画させています。
(1)の白丸位置でJAWS(顎)・TEETH(歯)・LIPS(唇)と並び、アリゲーターのパーフェクトオーダーで口が開きダウントレンド開始のサインとなりますので、ショートエントリーをします。
(2)の黄色●位置で顎・歯・唇3本の線が重なり口は閉じられ、ダウントレンド終了のサインになりますので、ポジションをクローズします。
(3)の白丸位置でLIPS(唇)・TEETH(歯)・JAWS(顎)と並び、アリゲーターのパーフェクトオーダーで口が開きアップトレンド開始のサインとなりますので、ロングエントリーをします。
(4)黄色●位置で唇・歯・顎3本の線が重なり口は閉じられ、アップトレンド終了のサインになりますので、ポジションをクローズします。
トレンドの発生と、終了が分かり易く、トレンドに乗りやすく長期トレンドの場合は大きく利益が取れます。
上記チャートの例では、ショートエントリーは550pips程度の取得が出来ます。
ロングエントリーの方は290pips程度の取得が出来ます。

Alligatorの検証

時間軸を変更しますと、Alligatorの効果はどの様に変化するのかを、調整して検証をして行きます。
4時間足と1時間足のチャートで検証をしてみます。

「MT4」4時間足チャートでの検証

上記チャート画像はUSD/JPY4時間足にAlligatorを描画させています。
白丸位置でLIPS(唇)・TEETH(歯)・JAWS(顎)と並び、アリゲーターのパーフェクトオーダーで口が開きアップトレンド開始のサインになりますので、ロングエントリーをします。
右端の白丸位置で唇・歯・顎3本の線が重なり口は閉じられ、アップトレンド終了のサインになりますので、ポジションをクローズします。
期間4時間足ローソク101本で280pipsの取得が可能です。

「MT4」1時間足チャートでの検証


上記チャート画像はUSD/JPY1時間足にAlligatorを描画させています。
・左の(1)は4時間足のエントリー位置です。
・右の(1)は4時間足のクローズ位置です。
1時間足ですと細かくエントリーとクローズを繰り返すことになります。
1回目のエントリーで50pipsの取得になります。
2回目のエントリーで10pipsの取得になります。
3回目のエントリーで30pipsの取得になります。
4回目のエントリーで20pipsの取得になります。
5回目のエントリーで80pipsの取得になります。
6回目のエントリーで60pipsの取得になります。
合計すると250pipsの取得になります。
30pipsの差ですが4時間足で利用した方が良い結果になりました。

Alligatorの欠点

Alligatorの欠点は、エントリーポイントが遅くなる傾向が有ります。
パラメーターを調整して対応をするパターンと、MACDでカバーするパターンを検証してみます。

Alligatorのパラメーターを調整

上記チャート画像は前項と同じUSD/JPY4時間足にパラメーターを調整したAlligatorを描画させています。

Alligatorのパラメーター変更
ジョーズ期間(顎):移動平均線の期間は8日に変更

表示移動:ローソク足8本右にずらします(ジョーズ)

ティース期間(歯):移動平均線の期間は5日に変更

表示移動:ローソク足5本右にずらします(ティース)

リップス期間(唇):移動平均線の期間は3日に変更表示移動:ローソク足3本右にずらします(リップス)

画像をご覧いただけばお分かりだと思いますが、エントリーポイントが左に移動し、結果として20pips収益が増えました。
所々、口が狭まっていますが、JAWS(顎)が完全に交差することが無く、クローズポイントまで利益を伸ばすことが出来ています。

AlligatorとMACDを併用


上記チャート画像はUSD/JPY4時間足にAlligatorとMACDを併用して描画させています。
青●位置はデフォルトパラメーターでの、エントリーとクローズのポイントになりますので、この期間でエントリーとクローズを致しますと、280pipsの取得になります。
左側の黄色●のエントリー位置は、MACDとシグナルのゴールデンクロスポイントになり、ロングエントリーをします。
右側の黄色●クローズ位置はMACDとシグナルのデッドクロスポイントになり、ポジションを閉じますと、330pipsの取得になります。
Alligatorの初動ポイントでロングエントリーをするのと、MACDのゴールデンクロスでエントリーをするのでは50pipsの開きがあります。
MACDの方は、一山前のデッドクロスポイントで、クローズしてしまう可能性も有ります、その場合は300pipsの取得で終わります。
MACDはエントリーポイントに利用するのは、非常に効果的で有ることが分かりましたので、エントリーの遅さを埋めるのにMACDを使い、クローズは可能な限り利益を伸ばすためにAlligatorの口が閉じた位置まで引っ張りますと、利益は増やせます。

まとめ

3本の移動平均線の変化を、ワニの口が開き閉じる姿に例えて名付けられたAlligatorの解説をしてきました。
Alligatorはトレンドを感知して、口が開きエントリーをし、流れに乗りますと大きく取れる可能性が高い、トレンドフォロー型のインジケーターです。
弱点は、エントリーが多少遅くなり、ボックスタイプのレンジ相場では、移動平均線が左程変化せず、役に立つ働きは出来ません。
逆の見方をしますと、レンジ帯ではエントリーをせず、抜けた方に付いて行くという、トレードのセオリーを忠実に守ることができ、ポジポジ病を抑えるのに効果があるかもしれません。
そして、エントリーポイントの遅さは、MACDでカバーをすると効果的であることも書きました。
アリゲーターに興味を持たれましたら、長期の過去チャートにて検証をされてからご利用ください。

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海外FX戦士の編集長:
森 栄一(もりえいいち)

記事は税理士歴10年以上の税理士が監修。もちろん海外FXの現役トレーダー。趣味は旅行と馬。最近はドラクエウォークにはまっています!