高値と安値にマークを付けてトレンド転換を知らせる「Fractals」の使い方

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FXトレードをする際に、直近高値や安値にシグナル(マーク)が描画されますと、サポートラインやレジスタンスラインとして使え、エントリーやクローズの目安になります。

更に、現れたマークを斜めラインで繋ぎますと、トレンドラインの役目も兼ね備え、エリオット波動やフィボナッチリトレースメントの基点にもなります。

これから紹介するFractals(フラクタル)インジケーターは、高値安値にマークを付けて転換点を見極める役目をするテクニカル指標ですが、他にも有効な機能がありますので、効果的な使い方をお知らせしていきます。

この記事で分かること

  • Fractalsの描画のやり方
  • Fractalsを使ったチャートの見方

Fractalsインジケーターとは?

FractalsインジケーターはMT4の標準装備テクニカル指標として、「ビル・ウィリアムズ」グループ内に収められている6個のインジケーターの一つになります。

6個のインジケーターとは?

「Accelerator Oscillator」「Alligator」「Awesome Oscillator」「Fractals」「Gator Oscillator」「Market Facilitation Index」

開発者のビル・M・ウィリアムズ(Bill ・M・ Williams)氏は、為替市場の取引における取引心理学やテクニカル分析の著述も多数あるアメリカの投資家です。

Fractalsインジケーターは、ローソク足5本の中で最高値と安値にマークを付けて、トレンドの転換点を確認するのに大いに役に立ちます。

詳しい使い方は、後ほど紹介させて頂きますが、先ずは、MT4に描画させる方法を解説します。

Fractalsをチャートに表示させる方法

MT4を起動させて、トレードをする通貨ペアを表示させて下さい。

FractalsをMT4に描画させる方法

Fractals02
メニューバーの「表示」から「ナビゲーター」を開きます。

「インディケータ」⇒「ビル・ウィリアムズ」⇒「Fractals」が在りますのでチャート上にドラッグアンドドロップします。

その後、設定ウインドウが表示されます。

Fractalsの設定

Fractalsの設定
設定ウインドウは色の設定と、表示選択しかありません。

スタイル:色は任意に変えられます。

今回はAqua(水色)に設定しました。

線種は太くしますと描画されるマークが大きくなります。

Fractalsマークの描画

フラクタルマークは何時、描画されることになるのかを解説いたします。

フラクタルマークが描画されるのは、5本のローソク足で構成された流れの中で、3番目(真ん中)が最高値のローソク足の上部に「Fractal up」のマークが現れます。

逆に、「Fractal down」のマークは5本のローソク足で構成され流れの中で3番目(真ん中)が最安値のローソク足の下部にマークが現れます。

マークの描画がされますと反転するパターンを意味しています。

Fractalsの確定

Fractalsの確定

Fractal up(弱気のフラクタル)

ローソク足5本の中で3番目が、一番の高値でマークが付きます。
5番目のローソク足が確定した時に上向き▲マークが描画されます。

Fractalsの確定

Fractal down(強気のフラクタル)

ローソク足5本の中で3番目が、一番の安値でマークが付きます。
5番目のローソク足が確定した時に下向き▼マークが描画されます。

上記画像を見ますと、売買サインとなりそうな三角マークが出ますので、それが現れたら逆張りエントリーが出来るように感じます。

しかし、フラクタルが完成して矢印が表示されるには、フラクタルの右側の2本目⑤のローソク足が確定するのを待つ必要があります。

日足で使いますと高値安値が決まりますのは、2日後になってしまいます。

そのため、トレードの売買シグナルとして使うのには、描画されるのが遅過ぎて使えません。

また、1分などの短期足で使うよりも、中長期足で使う方が転換点のシグナルとしての信頼度が高いです。

Fractalsの使い方

Fractalsインジケーターの使い方を解説いたします。

前項で書きましたが、エントリー用の売買サインとしては非常に遅くなり、相場の様子は変わっている可能性も高いです。

では、使えない指標かと言いますとそうでは無く、サポレジラインやトレンドラインの役目をしますのでチャート分析時に大いに役立ちます。

Fractalsの使い方
上記画像はUSD/JPY1時間足チャートにフラクタルを描画させています。

画像左上部でサポートラインとして機能していたマークが、画像右川ではレジスタンスラインとして複数回機能をしています。

同じく、画像左側ではサポートラインとして機能していたマークが、中央以降何度もそのライン上で止められるレジスタンスラインとして機能をしています。

チャートの横軸の流れの中では、前回サポートラインであったものが、レジスタンスラインへとロールリバーサルして相場は進行が続きます。

更にトレンドの流れに合わせてマークを斜めのラインで繋ぎますと、トレンドラインとチャネルラインの役目もしています。

ロールリバーサルとは?

日本語で言いますと「役割転換」になります。

サポートラインとレジスタンスラインの役目をするFractals

前項のチャート画像の様に、フラクタルマークを繋いでサポートラインとレジスタンスラインを引くことが基本的な使い方ですが、手動ですと面倒と感じる人には都合の良いインジケーターがあります。

「Support and Resistance」というMT4専用のインジケーターです。
このインジケーターは、Fractalsを基に作られております。

フリーインジケーターですので、下記アドレスから自由にダウンロードが出来ます。
Support and Resistance

下記チャート画像をご覧ください。
Fractals07
赤色が高値レジスタンスライン、青色が安値サポートラインになります。

赤色のレジスタンスラインを上抜いたら、ロングエントリーをし、跳ね返されたらショートエントリーをするという使い方をします。

青色のサポートラインも同様に、跳ね返されたらロングエントリーをし、下抜けしたらショートエントリーをする方法として使います。

Fractalsの三角マークを斜線で繋いでトレンドライン

Fractalsの三角マークを繋いでトレンドラインとして機能をします。
下記チャート画像をご覧ください。
Fractalsの三角マークを斜線で繋いでトレンドライン
USD/JPY日足チャートです。

上記チャートにトレンドラインを引きますと、上値は切り下げており、下値は切り上げて進行している、三角保ち合いの状態でした。

その切り上げていた下値トレンドラインを、ローソク足が抜け下落が加速したシーンです。

フィボナッチリトレースメントの基点になるFractals三角マーク

フィボナッチリトレースメントの基点になるFractals三角マーク

USD/JPY日足チャートにフィボナッチリトレースメントを描画させています。

左下部フラクタル三角マークが現れた安値①から高値②にフィボナッチリトレースメントを引きますと、下落は③のフィボナッチ50%で止められて、反転をしています。

その後は、23.6%と38.2%間で3回上下動をした後に、23.6%を上抜いて進行して行きます。

エリオット波動の基点になるFractals三角マーク

フラクタルの三角マークはエリオット波動の基点と節目のポイントとして機能をします。
下記USDJPY日足チャート画像をご覧ください。
エリオット波動の基点になるFractals三角マーク
エリオット波動の推進波・修正波の基点にフラクタルの三角マークは合致しております。

底値の推進1波基点から始まり⇒修正2波⇒推進3波⇒修正4波⇒推進5波⇒修正波のa波⇒b波⇒c波で終結します。

この様に、エリオット波動の基点から転換ポイントの全てにFractalsの三角マークは合致しています。

レンジ相場では頻繁に高値安値にフラクタル三角マークが出現

レンジ相場では頻繁に高値安値にフラクタル三角マーク
強いトレンドではローソク足の向きが一方的になりますので、フラクタル三角マークは現れる回数が少ないです。

レンジ相場になりますと、陽線と陰線が頻繁に入れ替わりますので、フラクタル三角マークが描画される回数は多くなります。

「Fractals」の使い方まとめ

フラクタル三角マークは相場の反転パターンを表しますが、マークが表示されるのは2本先に進んだ後になります。

エントリーやクローズのサインとして使うのには、描画されるのが遅く使うことは出来ません。
使い方としては、サポレジラインやトレンドラインを明確にしてくれ、フィボナッチリトレースメントを引く際の基点やターゲットに使うことで大いに役立ちます。

更に、エリオット波動の基点・頂点・推進・修正のターニングポイントに、フラクタル三角マークが描画されることでチャート分析用の補助ツールとしても大いに役立ちます。

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海外FX戦士の編集長:
森 栄一(もりえいいち)

記事は税理士歴10年以上の税理士が監修。もちろん海外FXの現役トレーダー。趣味は旅行と馬。最近はドラクエウォークにはまっています!

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