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/公開日:2020年7月27日
XMで自動売買(EA)を運用するなら絶対に活用したいのがXM公式の無料VPSです。
本来、自動売買(EA)を24時間稼働させるには、自宅でパソコンを24時間体制で起動し続ける必要があります。
そこで、仮想専用サーバーであるVPSを利用して、遠隔でMT4・MT5を起動させる方法をとることが一般的です。
しかし、VPSの契約にはレンタル料金が発生します。
XM公式のVPSを利用することで、レンタル料金が無料になるなど様々なメリットがあります。
本記事では「XMの無料VPS」をテーマに使い方から評判まで様々な疑問への答えをまとめました。
新規口座開設ボーナス:13,000円
入金ボーナス:初回100%+2回目以降20%
取引ボーナス:1lotの取引あたり最大6ドル相当
※入金100%ボーナス例:10万円入金で、実質20万円が取引資金に。
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この記事で分かること
- そもそもVPSとは何か
- XMのVPSの性能
- XMのVPSは使った方がお得なのか
XMでは自動売買(EA)に必須のVPSが無料で使える
✓自動売買に必須!XMの無料VPS
(1)XMで無料VPSを使う条件
(2)自動売買に必要なVPSとは?
(3)VPS自動売買の精度が変わる
ここでは、XMの提供する無料のVPSとは具体的に何なのか?といった疑問にお答えしていきます。
自動売買(EA)で口座の資金を運用するなら、VPSを利用する方が良いと聞いたことがあるけど、仕組みがよく分からないといった方や、無料で利用するための条件などXMのVPSに関する基本を知っておきましょう。
XMで無料VPSを使う条件
XMでは、自動売買(EA)ユーザーに定評のあるVPSレンタル業者Beeks FX VPS社との提携により、以下の条件を満たしているとVPSを無料で利用できます。
✓XMの無料VPSの利用条件
月間で往復5ロット(50万通貨以上)の取引
口座残高が合計5,000ドル相当額以上
上記いずれかの条件を満した月が無料
Beeks FX VPS社の評判は業界でも非常に高く、金融に関して世界でも最も厳しい規制を行っているイギリスに本社を置き、世界でも50社以上のFX業者が提携しています。
世界的に有名なBeeks FX VPS社のVPSが無料で利用できる条件として敷居が低く、初心者でも簡単に無料化条件は満たすことができるでしょう。
✓XM公式のVPSの性能
OS |
Windows 2012 R2 |
CPU |
シングルコア |
ROM |
1.3GB |
HDD |
25GB |
XMの無料VPSは上記の性能で、MT4・MT5のどちらかを最大3つまでインストールでき、最大9つのチャートで自動売買(EA)を同時に稼働させることができます。
また、無料化条件を満たしていなくても、月額28ドルのレンタル料金をXMの取引口座から自動引き落としで利用することも可能です。
自動売買に必要なVPSとは?
「そもそも自動売買に必要なVPSとは?」といった疑問にお答えします。
VPSとは、Virtual Private Server(バーチャルプライベートサーバー)の略で、日本語では仮想専用サーバーのことです。
遠隔で操作できるVPSへMT4・MT5をインストール、そして自動売買(EA)を稼働させるといった使い方をFXの自動売買では行います。
自宅にあるパソコンと違い、VPSは空調やインターネット接続など、提供元となるVPSレンタル業者によってメンテナンスから管理が行われるため、レンタル料金以外の費用が発生しないのが特徴です。
VPSにより自動売買の精度が変わる
海外FX業者を使って自動売買(EA)を稼働させる場合、VPSを利用する意味はコスト面だけでなく、自動売買の精度にも影響します。
VPSは、自宅にあるパソコンではなく、遠隔で他の場所にパソコンを操作して、VPSから自動売買(EA)による取引の発注が行われるからです。
海外FX業者が注文のシグナルを受け取る取引サーバーも、基本的には海外に設置されています。
海外FX業者の取引サーバーに近いVPSを契約することで、取引サーバーとの物理的な距離が縮まることで、接続遅延が減り、約定力が大きく向上するため、自動売買(EA)の注文と実際の約定価格にズレが起きなくなるのです。
自動売買(EA)の多くは、具体的な売買基準がプログラムされており、誤差が発生しても戦略を後から微調整することはできません。
VPSを利用することで得られる約定力の向上は自動売買(EA)が本来の実力を発揮するのに重要な役割を担っているのです。
XMの無料VPSを使うメリットとデメリット
メリット |
デメリット |
レンタル料金が無料になる 約定力が上がる 日本語で導入手順も分かりやすい 維持費の節約ができる |
VPSの性能は高くない 有料の場合は割高 |
ここでは、XMの無料VPSを利用するメリット・デメリットをご紹介します。
自動売買(EA)を稼働させるのに、XMのVPSを利用することでコスト面や自動売買(EA)の精度向上といったメリット。
そして、数あるVPSレンタル業者とXMのVPSを比べた際に見えてくる具体的なデメリットまで分かりやすくまとめました。
XMの無料VPSを使うメリット4つ
✓XMの無料VPSのメリット
(1) レンタル料金が無料になる
(2)約定力が上がる
(3)日本語で導入手順も分かりやすい
(4)維持費の節約ができる
XMの無料VPSを利用するメリットは上記の4つです。
それでは、各メリットについて詳しく見ていきましょう。
(1) レンタル料金が無料になる
XMが提供する公式のVPSを利用するメリットと言えば、やはり月額のレンタル料金が無料になることでしょう。
無料で利用できるVPSも、業界でも評価の高いBeeks FX VPS社が月額28ドルで提供するプランと同等です。
また、無料化の条件も決して敷居が高くないのも魅力と言えます。
XMのVPS無料化の条件は「月間で往復5ロット(50万通貨以上)の取引」もしくは「口座残高が合計5,000ドル相当額以上」のいずれかを満たすことで、無料で使い続けるには、どちらか一方を毎月達成するだけです。
5,000ドル相当額(約50万円)の口座残高と効くと高額に感じられる方も多いでしょうが、毎月往復5ロットの取引は決して難しくはありません。
自動売買(EA)は、自己判断で行う裁量取引と比べて、基本的には高回数・高頻度の取引を行いやすいです。
自動売買の特性を踏まえると、XMのVPSを無料で使う条件は簡単と言えるでしょう。
(2)約定力が上がる
自動売買(EA)では裁量取引以上に約定力の高さが重要になります。
なぜなら、約定力の低い環境で自動売買(EA)を稼働させると、あらかじめプログラム上で予定されていた注文価格と、実際のポジションの約定価格の間に誤差が生じてしまい、想定外のトレードが行われてしまうからです。
あまりに遅い約定スピードでは、自動売買(EA)が本来のトレード成績を発揮することもできないでしょう。
XMは、元々「1秒間の平均約定率99.98%」の業界でトップクラスの約定力を実現している海外FX業者です。
取引サーバーとの物理的な距離が縮まる、XM公式が提携するVPSを利用することで、海外FX業者の利用で問題となりやすい遅延問題も解決して、圧倒的に優れた約定力を生かして自動売買(EA)を稼働させることができます。
(3)日本語で導入手順も分かりやすい
XMの無料VPSに申し込むと、XMのサポートかVPSに自動売買(EA)を導入するまでの案内が個別にメールで送信されます。
XMのサポートは、口座開設時点の希望言語を「日本語」に設定していると、日本人スタッフによる担当サポートが付くので初心者でも簡単にVPSが導入可能です。
また、VPSの提供元であるBeeks FX VPS社も日本語をサポートしており、XMで無料VPSの申し込みから実際にVPSを導入するまで全ての案内が日本語で受けられます。
海外FX業者でVPSを全く使ったことのない方でも簡単に導入できるでしょう。
(4)維持費の節約ができる
XMの無料VPSを利用することで、VPSのレンタル料金が無料となり、さらにVPSを利用するメリットでもある維持費の節約の両方でコストが大幅に削減できます。
自動売買(EA)の運用は、裁量取引と違ったランニングコストが必要になりますから、コスト削減により多くの利益を残すことができ、実際の儲けに直結するものです。XMの無料VPSを利用することで、自動売買(EA)に関わる以下のコストを節約できます。
✓XMの無料VPSで浮く費用
【VPSのレンタル費用】年間20,000円~120,000円
【自動売買(EA)用パソコンの電気代】年間80,000円~100,000円
【自動売買(EA)用パソコンの購入費用】20,000円~150,000円
XMも無料VPSを利用せず、自宅のパソコンで自動売買(EA)を稼働させる場合は、少なくとも100,000円程度が、トレード資金とは別でランニングコストとして発生します。
VPSをレンタルするにも、年間で20,000円程度はレンタル料金として発生することも考えておいた方が良いでしょう。
とは言え、XMの無料VPSを活用すれば、自動売買(EA)に関わるランニングコストは一切発生しません。
XMの無料VPSを使うデメリット2つ
✓XMの無料VPSのデメリット
(1)VPSの性能は高くない
(2)有料の場合は割高
XMの無料VPSを利用するデメリットは上記の4つです。それでは、各デメリットについて詳しく見ていきましょう。
(1)VPSの性能は高くない
XMが無料で提供するVPSの性能は、一般的にVPS業者がレンタルするVPSと比べると性能が低い部類になります。
例えば、XMが提携するBeeks FX VPS社が提供する料金プランのVPSと性能を比べても、XMのVPS性能は決して高いとは言えません。
✓Beeks FX VPS社の料金プラン
プラン |
ブロンズプラン |
シルバープラン |
ゴールドプラン |
OS |
Windows 2012/2008・Linux |
Windows 2012/2008・Linux |
Windows 2012/2008・Linux |
CPU |
シングルコア |
デュアルコア |
クアッドコア |
ROM |
1.3GB |
2.7GB |
5.12GB |
HDD |
25GB |
50GB |
75GB |
月額のレンタル料金 |
4,750円 |
8,550円 |
15,200円 |
✓XMの無料VPSの性能
OS |
Windows 2012 R2 |
CPU |
シングルコア |
ROM |
1.3GB |
HDD |
25GB |
月額のレンタル料金 |
無料 |
XMのVPSとBeeks FX VPS社の各料金プランと比べてみると、XMで無料VPSとして提供されているのは、Beeks FX VPS社で最も低い性能であるブロンズプランと同等の性能あることが分かります。
もちろん、自動売買(EA)を稼働させる用途としては十分な性能は確保できているので、より多くの自動売買(EA)を快適に動かしたい、あるいは自動売買(EA)を操作する頻度が高いといった方には物足りない性能であることも事実です。
(2)有料の場合は割高
XM公式のVPSが無料で利用し続けるには、毎月「往復5ロット(50万通貨)以上の取引」もしくは「口座残高の合計5,000ドル以上」を維持しなければなりません。
ただし、無料化条件を満たしていないからといって、自動的にVPSの契約が解除されず、月額28ドルのレンタル料金を支払うことで使い続けることも可能です。
XM公式のVPSは無料化条件を満たして利用するのが一般的ですが、実は希望者は月額28ドルのレンタル料金をXMの取引口座から自動で引き落とす形でも利用できます。
とは言え、XM公式のVPSを月額28ドルで利用するのは割高です。月額28ドルは、本記事執筆時点の為替レートで約3,800円にもなります。
サーバーの所在地にこだわらなければ、月額2,000円を切るレンタルVPSもあるため、無料でなければ、XM公式以外のVPSを利用する方がコスパが高い場合も多いです。
とは言え、XMが提携するBeeks FX VPS社のブロンズプラン(月額4,750円)と同じVPSが月額約3,800円と考えると、XMから導入方法の案内があることも踏まえると極端に割高というほどではありません。
どのVPSを利用するかは、自身の自動売買(EA)に掛けられるコストを基準に考えましょう。
XMの無料VPSを使うべき人
✓XMの無料VPSを使うべき人
(1)自動売買(EA)を24時間365日稼働させたい
(2)自宅でパソコンを常時起動させるのは難しい
(3)XMの無料VPSを利用する条件を満たしている
上記のどれかに当てはまるなら、XMの無料VPSをつかうべきです。
ここまでXMの無料VPSを利用するメリット・デメリットをご紹介しました。
とは言え、自動売買(EA)を本格的に稼働させたり、コアなPCゲームをしない限り、ほとんどの方はVPSの利用経験がないと思います。
何となく、メリット・デメリットが分かっても「XMの無料VPSが自分に必要なのか?」と迷う方も多いでしょう。
ここでは、XMの無料VPSを使うべき人の特徴についてご紹介します。
(1)自動売買(EA)を24時間365日稼働させたい
自動売買(EA)を24時間365日稼働させるなら、XMユーザーでなくともVPSの契約は必須になります。なぜなら、自動売買(EA)を稼働させるためのパソコンに掛る電気代だけでも、月額のレンタル料金の元は取れるからです。
XMの無料VPSなら、本来必要な月額のレンタル料金すらも発生しません。
自動売買(EA)は、稼働させる時間が長いほど取引チャンスが増え、人が売買判断を行なわないため、どれだけチャートを監視させても疲労して取引のクオリティが下がることもないです。
24時間365日、ずっと自動売買(EA)に運用を任せられる代わりに、電気代といったコストが利益から差し引かれます。
XMの無料VPSを利用して自動売買(EA)のランニングコストを抑えることは、言い方を変えると手元に残る利益を多くすることにも繋がるのです。
(2)自宅でパソコンを常時起動させるのは難しい
自動売買(EA)を24時間稼働させるには、自宅でパソコンを常時起動しておく必要があります。
人によっては、24時間ずっとパソコンを起動させておくことができない環境にある方も少なくありません。
例えば、まだ子どもが小さくてかってに勝手に触らないか心配、ルームシェアしていて同居人にパソコンの音で迷惑をかけてしまうなど、人によって理由は様々です。
また、パソコンを常時起動させておくなら、熱で不具合が起きないように最低限の空調設備も必要になります。
自動売買(EA)を安定して稼働させるには、インターネットに接続できる快適に動作するパソコンを常時起動させておく必要がありますから、あらゆるメンテナンス等も全て行ってくれるVPSを利用しましょう。
(3)XMの無料VPSを利用する条件を満たしている
XMの無料VPSを利用する条件を満たしていて、自動売買(EA)を稼働させるなら確実に利用すべきです。
先にご紹介した通り、XM公式のVPSは無料と言えど、ほとんどの自動売買(EA)が快適に稼働させられる十分な性能を有しています。
自動売買(EA)の運用コストは、やはり大部分がパソコンの電気代や、メンテナンスによるランニングコストです。
せっかくVPSが無料で利用できるなら、自動売買ユーザーにとって利用しない選択肢はありません。
(4)スキャルピングで取引したい人
自動売買(EA)を常時稼働させないにしても、使っている自動売買がスキャルピング主体といった方はXMの無料VPSを利用すべきです。
特に売買頻度が高く、コンマ数秒の約定価格のズレでもスキャルピングでは損失につながってしまいます。
ただし、自動売買(EA)ではなく裁量でスキャルピングする際はVPSはオススメしません。
なぜなら、VPSから直接発注する自動売買と違い、裁量取引では自宅PCもしくはスマートフォンからロンドンに設置されているVPSを操作、そしてVPSから発注する形になるので無駄な遅延が発生してしまうからです。
XMの無料VPSと他社おすすめVPSとの比較
ここでは、XMの無料VPSと他社のVPSを比較してみましょう。
国内FX業者では少ないものの、海外のFX業者では無料VPSや、公式が提携するおすすめのVPSが公表されていることが多いです。
日本から利用できる海外FX業者でも、自動売買(EA)ユーザー向けにVPSが多く提供されています。
以下のポイントに注目して、海外FX業者公式のVPSとVPSレンタル業者と比較してみましょう。
✓XMの無料VPSと他社VPSとの比較ポイント
(1)XMの無料VPSの性能を他社比較
(2)XMの無料VPSと設置地域を他社比較
(3)XMの無料VPSと利用条件を他社比較
(1)XMの無料VPSの性能を他社比較
海外FX業者 |
OS |
CPU |
メモリ |
ストレージ |
XMTrading |
Windows2012 R2 |
シングルコア |
1.3GB |
20GB (HDD) |
GEMFOREX |
Windows2012 R2 |
シングルコア |
1GB |
非公開 |
FBS |
Windows2012 R2 |
デュアルコア |
4GB |
60GB (SSD) |
TradersTrust |
Windows 2012 R2 |
シングルコア |
1.3GB |
25GB (HDD) |
無料化条件 |
XMTrading |
GEMFOREX |
FBS |
TradersTrust |
月間の取引ロット数 |
往復5ロット(50万通貨) |
なし |
往復3ロット(30万通貨) |
往復5ロット(50万通貨) |
口座残高 |
5,000ドル相当額以上 |
5,000ドル相当額以上 |
450ドル相当額以上 |
2,000ドル相当額 |
月額(有料の場合) |
28ドル |
28ドル |
33ドル |
3,500円から |
海外FX業者の各社が提供する無料VPSの性能を比較してみましょう。
OSに関しては、各社で特に違いはなく、一般的なVPS向けの専用OSが利用されています。
基本的には、MT4・MT5を使って自動売買(EA)を稼働させるのが用途であるため、同じOSで問題ないでしょう。
CPU性能に関しては、シングルコアが多く、FBSのデュアルコアで倍の性能を有しています。とは言え、自動売買(EA)の稼働はシングルコアで十分です。
メモリに関しては、XMの1.3GBは海外FX業者でも標準的。
ただし、ストレージに関してはXMの無料VPSは読み込みの遅いHDDが使われており、容量自体も海外FX業者では最も低い結果となりました。
自動売買(EA)の稼働に必要なストレージ容量は5GBにも満たないため、実際にストレージ容量が影響を及ぼすことはないでしょう。
気になるのは、HDDとSSDの違いであり、HDDを採用しているとMT4・MT5の立ち上がりが若干遅くなるのがデメリットです。
(2)XMの無料VPSと設置地域を他社比較
海外FX業者 |
XMTrading |
GEMFOREX |
FBS |
TradersTrust |
VPSの設置地域 |
ロンドン |
ニューヨーク ロンドン 東京 パリ シンガポール |
非公開 |
ロンドン |
各社が提供するVPSの設置地域を比較してみましょう。VPSの設置位置は、各海外FX業者の取引サーバーと物理的な距離が近いほど、VPSを利用する価値が上がります。
なぜなら、私たちの注文は、取引プラットフォームから取引サーバーへインターネットを介して送信されるため、取引サーバーとの距離が近いほど遅延がなくなるからです。
取引サーバーとの物理的な距離が縮まり、注文の送信に遅延がなくなることは約定力の向上にも繋がります。
例えば、約定率90%以上のFX業者でも、注文データが送信されるインターネット回線に遅延が生じれば、同じ約定率を維持するのは難しいです。
基本的には、各社で公式VPSが設置されている地域は、取引サーバーと同じ地域に設置されており、「公式VPSを使うと遅延がない」というメリットは同じになります。
また、海外FX業者FBS(エフビーエス)に関してのみ、VPSの設置地域の詳細は非公開であるものの、顧客に合わせて最も遅延の少ない地域のVPSを提供しているとのことでした。
(3)XMの無料VPSと利用条件を他社他社
各海外FX業者が公式で提供するVPSは、全て無料で利用することができます。
ただし、いずれの公式VPSにも、月額のレンタル料金を無料で利用するための条件があるのが常識です。
また、各社の無料VPSの利用条件も異なるので気になる方は、公式VPSの無料化条件も比較してみましょう。
XMの無料VPSの利用条件
✓XMの無料VPSの利用条件
月間で往復5ロット(50万通貨以上)の取引
口座残高が合計5,000ドル相当額以上
上記いずれかの条件を満した月が無料
XM公式のVPSを無料で利用するための条件をあらためて紹介します。
月間で往復5ロット以上の取引、もしくは口座残高が5,000ドル相当額以上のどちらかを満たしていれば、月額28ドル相当のVPSレンタル料金が無料です。
また、継続してレンタル料金を無料でVPSを利用する場合は、毎月往復5ロットもしくは5,000ドル相当額以上の口座残高の条件を満たす必要があります。
XMのVPS無料化条件は、月間の取引量さえ満たしていれば、必ずしも口座残高の条件は満たす必要がないことです。
GEMFOREXの無料VPSの利用条件
✓GEMFOREXの無料VPSの利用条件
口座残高が合計5,000ドル相当額以上
GEMFOREX(ゲムフォレックス)公式の無料VPSの利用条件は、毎月少なくとも5,000ドル相当額以上の口座残高を保つことです。
XMと違い、月間の取引ロット数に関わらず、一定の口座残高を保つ必要があります。
少し敷居は高いものの、GEMFOREXは自動売買(EA)の無料配信サービスも提供しており、口座残高に応じて、無料でダウンロードできる自動売買(EA)の本数が増えるといったメリットがあるのが特徴です。
FBSの無料VPSの利用条件
✓FBSの無料VPSの利用条件
【初月】口座残高が450ドル相当額以上
【2か月目以降】月間往復3ロット(30万通貨)以上の取引
FBS(エフビーエス)公式の無料VPSの利用条件は、申し込む際に口座残高が450ドル相当額以上であることと、2か月目以降は月間往復3ロット以上の取引を継続することです。
他社と比べて、無料VPSの利用条件は比較的簡単なのがメリットになります。
ただし、導入やサポート面では、日本語サポート体制が不十分といったデメリットがあるため、海外FX初心者の方には少し敷居が高いのがデメリットです。
TradersTrustの無料VPSの利用条件
✓TradersTrustの無料VPSの利用条件
プラン |
口座残高 |
月間の取引ロット |
ブロンズ |
2,000ドル相当額以上 |
往復5ロット(50万通貨) |
シルバー |
3,000ドル相当額以上 |
往復7ロット(70万通貨) |
ゴールド |
5,000ドル相当額以上 |
往復10ロット(100万通貨) |
TradersTrust(トレーダーズトラスト)公式の無料VPSの利用条件は、上記の通りに3段階に分かれています。
TradersTrustの無料VPSは、XMと同じBeeks FX VPSとの提携によるものです。ただし、TradersTrustの場合は、Beeks FX VPS社の通常プランで提供されている「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」の3プランを利用することができます。
満たしている利用条件に合わせたプランのVPSを利用することができ、ブロンズからゴールドにかけて利用できるVPSの性能が上がっていくのが特徴です。
XMでも利用できるVPSはブロンズプランと同等であり、XMは月間往復5ロットもしくは5,000ドル相当の口座残高のどちらかを満たすのが条件になります。
一方で、TradersTrustでは金額は異なるものの、口座残高と月間の取引ロット数の両方を満たす必要があるため、XMと同じVPSを利用するには少し敷居が高いです。
(4)国内VPSと海外VPSの比較
国内or海外 |
業者名 |
OS |
CPU |
メモリ |
ストレージ |
設置地域 |
月額 |
海外VPS |
Beeks FX VPS |
Windows2012 R2 |
シングルコア |
1.3GB |
20GB (HDD) |
ロンドン |
4,750円 |
Merric Mirror |
Windows2012 R2 |
シングルコア |
1GB |
非公開 |
ニューヨーク ロンドン 東京 パリ シンガポール |
28ドル |
|
VULTR |
Windows2012 R2 |
シングルコア |
512MB |
20GB (SSD) |
ニューヨーク ロンドン 東京 パリ シンガポール |
2.5ドル |
|
国内VPS |
お名前.com デスクトップクラウド |
Windows Server 2019 |
デュアルコア |
1.5GB |
60GB (SSD) |
日本国内 |
2,310円 |
Conoha |
自由選択 |
シングルコア |
512MB |
30GB (SSD) |
東京 シンガポール |
682円 |
|
使えるネット |
自由選択 |
トリプルコア |
2GB |
50GB (SSD) |
日本国内 |
3,498円 |
海外VPS業者と国内VPS業者で、VPSのスペックや最安プランでレンタル料金の比較をしてみましょう。
海外VPS業者の比較では、それぞれXMが提携するbeeks社、GEMFOREXの提携するMerric MirrorS社、そして海外VPSで人気のVULTR社を比較対象としています。
国内VPS業者は、各社でプランが少なくとも3つ以上あり、最安プランでは月額1,000円をきる場合もあります。
ただし、VPSを設置しているデータセンターが国内VPSだと、国内もしくはシンガポールに設置されているため、XMの取引サーバーとは離れているのが問題です。
そもそも自動売買(EA)は高いスペックは求められないので、XMの無料VPSを利用して取引サーバーとの通信速度が早い環境を利用する方が良いでしょう。
XMの無料VPSの使い方・設定
ここでは、XMの無料VPSを利用する手順をご紹介します。
XMの無料VPSは「月間で往復5ロット以上(50万通貨以上)の取引」もしくは、「口座残高が合計5,000ドル相当額以上」の条件を満たしているXMユーザーなら誰でも利用可能です。
また、XMの無料VPSは、基本的にパソコンから申し込みと設定をすることをオススメします。
VPSを遠隔操作する形でスマートフォンからでもXMのVPSを利用することができるものの、不具合等も多く基本的にはオススメしません。
パソコンでXMのVPSを設定する方法
✓パソコンでXMのVPSを設定する方法
(1)XMの会員ページにログインする
(2)XMの会員ページから「VPS」を開く
(3)VPSの申し込みを完了する
(4)XMから導入案内のメールが届く
(5)VPS導入後に自動売買(EA)を稼働させる
パソコンからXMのVPSを利用して、自動売買(EA)を稼働させる手順をご紹介します。
VPSのリクエストから、Beeks FX VPS社から自分用のVPSが割り当てられるまで時間が必要になりますが、最短で当日中にVPSから自動売買(EA)がスタート可能です。
(1)XMの会員ページにログインする
XMのVPSを利用したい口座情報で、XMの会員ページにログインしましょう。
ログインに使った口座情報を元に、VPSの申し込みページが表示されるので、VPSでMT4を稼働させたい場合は取引プラットフォームにMT4を設定した口座、VPSでMT5を稼働させたい場合は取引プラットフォームにMT5を設定した口座でログインする必要があります。
また、自動売買(EA)は、MT4とMT5で使われるプログラミング言語が異なるため流用できません。
あらかじめ、稼働させたい自動売買(EA)がMT4とMT5どちらに向けて開発されているか確認しておきましょう。
(2)XMの会員ページから「VPS」を開く
XMの会員ページにログインしましたら、VPSの申し込みページを開きます。
XMのVPS申し込みページは上部の「口座」→「プロフィール」→「VPS」をクリックして開きましょう。
(3)VPSの申し込みを完了する
XMのVPSページから利用申請を完了させましょう。以下のいずれかの条件を満たしていれば「リクエスト」をクリックするだけで申し込みは完了です。
✓XMの無料VPSの利用条件
月間で往復5ロット(50万通貨以上)の取引
口座残高が合計5,000ドル相当額以上
上記いずれかの条件を満した月が無料
なお、初回に関しては上記の条件をいずれか1点は満たしている必要があります。
2か月目以降は、月間の取引ロット数と口座残高の合計の何れかを満たしていなくても、月額28ドルのレンタル料金を支払うことで継続利用が可能です。
また、レンタル料金の支払いは、無料化条件を満たしていない状態だと自動的に口座から差し引かれる仕組みとなっています。beekfxから別途請求されることもないので安心です。
(4)XMから導入案内のメールが届く
XMのVPSの導入が完了すると、VPS提供元のBeeks FX VPS社とXMから導入案内のメールとVPS導入に必要なRDPファイルが届きます。記載されているアカウント情報と案内通りにVPSを導入しましょう。
具体的なVPSの導入手順は以下の通りです。
Windowsボタンを押して「リモートデスクトップ接続」を起動しましょう。リモートデスクトップが見つからない場合は、検索欄に「リモートデスクトップ接続」と入力すると表示されます。Windowsではなく、Macの場合は専用ツールである「Microsoft Remote Desktop」のアプリをダウンロードする必要がありますが、ツールとしては同じなので手順は変わりません。
リモートデスクトップ接続から、Beeks FX VPS社から割り当てられたVPSのIPアドレスを入力、また同じく割り当てられたユーザー名とパスワードを使って接続しましょう。
初回起動時は、VPSの利用で必須となるセキュリティ警告の画面が表示されるので許可をしましょう。
以上でVPSに接続は完了です。
(5)VPS導入後に自動売買(EA)を稼働させる
VPS導入後に、VPSからMT4・MT5を起動して稼働させたい自動売買(EA)を導入しましょう。
自動売買(EA)の導入手順は通常の操作と変わりません。自動売買(EA)を導入したら、MT4は「自動売買」MT5は「アルゴリズム取引」から自動売買を稼働させましょう。
スマホからVPSへアクセスする方法
✓スマホからVPSへアクセスする方法
(1)XMの会員ページにログインする
(2)XMの会員ページから「VPS」を開く
(3)VPSの申し込みを完了する
(4)XMから導入案内のメールが届く
(5)VPS導入後に遠隔アプリで自動売買(EA)を稼働させる
スマートフォンからXMのVPSを利用して、自動売買(EA)を稼働させる手順をご紹介します。
VPSのリクエストから、Beeks FX VPS社から自分用のVPSが割り当てられるまで時間が必要になりますが、最短で当日中にVPSから自動売買(EA)がスタート可能です。
また、スマートフォンからVPSの操作は、遠隔操作アプリを使って行います。
セキュリティの観点から自宅のWi-Fiもしくは自分専用のポケットWi-Fi等を使い、セキュリティ整備とインターネットへ安定した接続を保つことができる環境で行いましょう。
(1)XMの会員ページにログインする
XMのVPSを利用したい口座情報で、XMの会員ページにログインしましょう。
VPSの利用申請は、ログインに使った口座の情報を元に行います。稼働させたい自動売買(EA)がMT4対応の場合は取引プラットフォームがMT4に設定された口座を、MT5対応の自動売買(EA)はMT5の口座情報でログインしましょう。
(2)XMの会員ページから「VPS」を開く
XMの会員ページにログインしましたら、VPSの利用申請ページを開きます。
XMのVPS申し込みページは上部の「口座」→「プロフィール」→「VPS」をタップして開きましょう。
(3)VPSの申し込みを完了する
XMのVPSページから申し込みを完了させましょう。
以下のいずれかの条件を満たしていれば「リクエスト」をクリックするだけで申し込みは完了です。
✓XMの無料VPSの利用条件
月間で往復5ロット(50万通貨以上)の取引
口座残高が合計5,000ドル相当額以上
上記いずれかの条件を満した月が無料
VPSの申し込みから初月は上記の条件を必ず満たしていなければなりません。
2か月目以降は、何れか条件を満たしていなくても、月額28ドルのレンタル料金を支払うことで継続利用が可能です。
レンタル料金の支払いは、無料化条件を満たしていない状態だと自動的に口座から差し引かれる仕組みとなっています。
(4)XMから導入案内のメールが届く
XMのVPSの導入が完了すると、VPS提供元のBeeks FX VPS社とXMから導入案内のメールが届きます。
記載されているアカウント情報と案内通りにVPSを導入しましょう。
VPSをスマホから操作するにあたり、遠隔操作ができるアプリが必要になります。
定番のアプリは「Microsot リモートデスクトップ」です。アプリのインストールを行いましたら、早速起動して以下のVPS導入手順にしたがって操作しましょう。
リモートデスクトップアプリから、Beeks FX VPS社から割り当てられたVPSのIPアドレスを入力、また同じく割り当てられたユーザー名とパスワードを使って接続しましょう。
(5)VPS導入後に遠隔アプリで自動売買(EA)を稼働させる
VPS導入後に、VPSからMT4・MT5を起動して稼働させたい自動売買(EA)を導入しましょう。
自動売買(EA)の導入手順は通常の操作と変わりません。自動売買(EA)を導入したら、MT4は「自動売買」MT5は「アルゴリズム取引」から自動売買を稼働させましょう。
また、稼働中の自動売買(EA)によってエントリーしたポジションの手動決済や、予約注文の変更はMT4・MT5アプリから行うこともできます。
XMで無料VPSを利用している人の評判・口コミ
XMの無料VPSを利用している方の口コミと評判をまとめました。
XMのVPS、今日引き落としなかったから今月から無事に無料で使えるっぽいー⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝⋆*
事前連絡特にないし、条件満たしても金取られるって脅されて(?)たからドキドキしてたけど笑
良かった良かった(* ॑꒳ ॑* )⋆*
XMの無料VPSは条件を満たしていない場合は、月初に取引口座から月額28ドル相当のレンタル料金が自動的に支払われます。
条件を満たしていないことで、強制的に自動売買(EA)の稼働が停止されない意味では安心です。
とは言え、しばらく自動売買(EA)を稼働させていない状態などレンタル料金を支払いたくない場合もあるかと思います。
VPSのレンタル料金は、口座残高がない場合は支払われず、自動的にVPSの契約が解除されるので、一旦出金するかVPSを利用していない口座へ資金移動をしましょう。
あれ?
XMのVPS、無料で使える条件が緩和された??残高の条件がUSD1000相当以上になってる…
前はUSD5000相当以上とかじゃなかったっけ🤔???
本記事執筆時点では、XMの無料VPSに求められる口座残高が通常5,000ドル相当額から1,000ドル相当額まで引き下げられています。
XMでは、VPSに限らず期間限定のプロモーションとして多くのボーナスも実施しているので、XMからのメールを定期的に確認するのがおすすめです。
XM無料VPS日本語化完了。
そしてEAの引越も…
コレ無料だから文句は言えないけど、MT4は2つ設置でメモリ70%
流石に3つはキツイかな。
とりあえずVPSが重要そうな
ALL BLUE
ミリオンゴールド:マイクロを設置完了。
スピードはいいね👌
XMの無料VPSは、複数の自動売買(EA)を稼働させるには少し性能不足といった口コミもあります。
複数の自動売買(EA)を稼働させる様な、本格的な自動売買ユーザーの方は、XMのVPSの提供元であるBeeks FX VPS社で直接契約するのが望ましいです。
Beeks FX VPS社のゴールドプランなら、複数の自動売買(EA)もストレスなく稼働させられるでしょう。
昨日からXMのVPSにしました、爆速で大満足です😊ふみkaさん、XMのVPS紹介してくれて、ありがとうございます🙏
利益も結構差が出てるっぽいですし、
たぶんVPSはめっちゃ重要…
稀に注文が遅れる事で得するケースもあるでしょうけど、トータルは大損だと思います🤢
ミリゴともう一つのEAはxmのvps使ってます!(mt4は四つ稼働)
cpuが弱いらしいですが、今のところ
他社のVPSではなく、XM公式で提供されるVPSを利用する最大のメリットは接続速度の安定です。
取引プラットフォーム上でのレイテンシは、日本からXMの取引サーバーに接続するより、XM公式のVPSから接続する方が100分の1もpingが低く、遅延が一切ありません。
特に、売買回数の多い自動売買(EA)を稼働させる場合は、XM公式のVPSとXM公式以外のVPSで利益の差として違いが現れることも多いです。
XMの無料VPSを解約は簡単
XMの無料VPSを解約する場合は「会員ページからVPSの解約をする」もしくは「口座残高28ドル相当未満にする」2つの方法があります。最も簡単なXMのVPSを解約する手順は「会員ページからVPSの解約をする」方法です。
✓XMの無料VPSを解約する手順
(1)XMの会員ページにログインする
(2)上部の「口座」→「プロフィール」→「VPS」を開く
(3)「VPS取消をリクエストする」から「サービスを取り消す」をクリック
XMの無料VPSの解約は上記の手順で行います。
解約の手続きは、XMの会員ページにログインして案内通りにクリックするだけなので1分程度で終わる簡単な作業です。
また、解約の手続きを踏まない場合は、利用していない口座でも口座残高が月額のレンタル料金である28ドル相当額未満になるまで、自動的にレンタル料金が引き落とされてしまいます。
ただし、口座残高が28ドル相当未満だとレンタル料金は引き落とされず、後日請求されることもなく自動的にVPSは解約されます。
したがって、口座残高を出金することで自動的にVPSの解約を済ませることも可能です。
XMで使える無料VPSまとめ
今回は「XMの無料VPSの評判は?使い方・設定と他社おすすめVPSとの比較」のテーマでお届けしました。
XMの無料VPSは、自動売買(EA)で口座の資金を運用するなら確実に利用すべきです。
海外FX業者であるXMは、XM公式のVPSを利用することで、取引サーバーとの物理的距離が近くなり低遅延で約定力が向上します。
また、VPS本来の役割である24時間体制の自動売買(EA)の稼働で、メンテナンス費用や電気代といった自動売買に関わるランニングコストを削減、そしてVPSのレンタル料金も無料。
自動売買(EA)による利益を約定力向上とランニングコスト削減で最大限に引き出すことができます。
森 栄一(もりえいいち)
記事は税理士歴10年以上の税理士が監修。もちろん海外FXの現役トレーダー。趣味は旅行と馬。最近はドラクエウォークにはまっています!
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