当サイトはアフィリエイト広告を利用しています
公開日:
トレンドの方向性や強さを知るのに、ボリンジャーバンドは大変便利なインジケーターで、世界中に愛用しているトレーダーは大勢います。
しかし、ボリンジャーバンドにも欠点があり、今回紹介するMeander IndicatorとKeltner Channelはその欠点をカバーするトレンド系のテクニカル指標です。
今回、Meander IndicatorとKeltner Channelそしてボリンジャーバンドの違いを解説しながら、検証をして行きます。
この記事で分かること
- Meander Indicatorの意味と設定方法
- Keltner Channelの意味と設定方法
- Meander IndicatorとKeltner Channelの特徴
Meander Indicatorとは?
Meander Indicatorは、ボリンジャーバンドをより価格の変動に則して描画するように改良した、テクニカル指標となります。
meanderとは、日本語にしますと「蛇行(曲がりくねった)」という意味で、meader Indicatorは、蛇行インジケーターとも言われています。
「トレーディングシステム入門」などの出版物の著者である、トーマス・ストリズマン(Thomas Stridsman)によって開発されました。
ボリンジャーバンドは、移動平均線±1σ~3σ(標準偏差=Standard Deviation)を描画しますが、ボリンジャーバンドのミドルバンドの移動平均線は一定期間の終値(Close)を使用しています。
例えばパラメーターを20日に設定することが多いですが、その場合は20日間の終値の平均値になります。
Meander Indicatorは、四本値の他の価格(始値、高値、安値)も考慮に入れて、独自の移動平均を算出することで、より正確にトレンドを掴んでチャートにラインで描画します。
MeanderIndicatorとKeltnerChannelsをMT4に表示する方法
MeanderIndicatorとKeltnerChannelsはMT4の標準インジケーターには含まれていません。
これから解説する上で必要ですので、下記からダウンロードをして、セットアップして下さい。
無料のインジケーターですので、ぜひ、ダウンロードしておいてください。
MTF_MeanderIndicatorとKeltnerChannelsのダウンロード場所
Windowsの「ダウンロードフォルダー」に両ファイルが保存されます。
MT4で利用できるように、両ファイルを移動させます。
セットアップ先は、下記の手順で行ってください。
MTF_MeanderIndicator.ex4の保存先①
MT4を起動させて下さい。
MT4が起動しましたら、メニューバーの「ファイル」⇒「データフォルダを開く」でファイルマネージャーが起動します。
MTF_MeanderIndicatorの保存先②
ファイルマネージャー内に「MQL4」フォルダーが有りますので開きます。
すると、「Indicators」フォルダーが有りますのでその中に保存してください。
MTF_MeanderIndicatorを保存しましたら、ファイルマネージャーとMT4を終了させて下さい。
次に、MT4を再度、起動させます。
MTF_MeanderIndicatorをMT4に表示
MT4が起動しましたら、ツールバーの「表示」→「ナビゲーター」をクリックしてください。
ナビゲーターが表示されましたら、「MTF_MeanderIndicator」を探して、利用したい通貨ペアのチャートへドラッグアンドドロップしてください。
MTF_MeanderIndicatorの設定
パラメーター
TimeFrame:利用する時間足
MIPeriod:移動平均期間
MIShift:表示移動
MIDeviations:標準偏差
MeanderIndicator計算式
①前日終値と当日4本値の変化率を計算します
始値:(当日始値-前日終値)÷前日終値
高値:(当日高値-前日終値)÷前日終値
安値:(当日安値-前日終値)÷前日終値
終値:(当日終値-前日終値)÷前日終値
②それぞれの変化率を加味した新終値を計算します
③N日間(20)の移動平均線を計算します
④N日(20)移動平均線に標準偏差(±2σ)を加減します
上部バンド:単純移動平均線+2標準偏差(σ)
単純移動平均線:過去N日間(20)の移動平均線
下部バンド:単純移動平均線-2標準偏差(σ)
標準偏差=√((N×価格の2乗の合計-価格の合計の2乗)÷N×(N-1))
MeanderIndicatorの見方
MeanderIndicatorは基本的に、価格を包んで進行する形式になりますので、取引ルールは下記を基本とします。
- ミドルバンドの下部バンド(青色)に近付いた(接触)場合は、ロングエントリーのサインになります。
- ミドルバンド(緑色=移動平均線)を上抜けた場合も、ロングエントリーのサインになります。
- ミドルバンドの上部バンド(赤色)に近付いた(接触)場合、ショートエントリーのサインになります。
- ミドルバンド(緑色=移動平均線)を下抜けた場合も、ショートエントリーのサインになります。
<注意点>
ミドルバンド越えのエントリーはロングもショートも順張りになりますが、上部バンド・下部バンドへの接触は逆張りエントリーになりますので、確実に反転した後にエントリーをしましょう。
Keltner Channel(ケルトナーチャンネル)とは?
バンド系のテクニカル指標と言えば、1983年に米国人投資家のジョン・ボリンジャー氏が、統計学を応用して開発したボリンジャーバンドを、イメージする人が大多数だと思います。
しかし、それよりも古く1960年に刊行した本「商品でお金を稼ぐ方法」の中でチェスター・W・ケルトナー(Chester W. Keltner)氏はKeltnerChannelsの原型となる指標を紹介しています。
KeltnerChannelsは、ボリンジャーバンドやエンベロープに似た3本のラインで構成された、バンド型のインジケーターです。
パラメーターで設定可能な特定期間の移動平均値をミドルラインに設置し、それより上のラインと、下のラインで構成されています。
上限と下限のラインもミドルラインからどれだけ乖離させるかをパラメーターで変更が可能になっています。
日足の高値/安値の範囲の倍になるように設定するケースや、ATRの範囲の倍に設定することもよくあります。
KeltnerChannelsをMT4に表示する方法
KeltnerChannelsはMT4の標準インジケーターには含まれていません。
これから解説する上で必要ですので、下記からダウンロードをして、セットアップして下さい。
無料のインジケーターですので、ぜひ、ダウンロードしておいてください。
◆KeltnerChannelsのダウンロード
◆KeltnerChannels.mq4も前項を参考にセットアップをして下さい
KeltnerChannelsの設定
パラメーター
Amount of Periods Calculation:期間の計算
Display Alerts:売買シグナルの描画
Email Alerts:メールで知らせる
Display Trade Info:トレード情報描画
KeltnerChannelsの計算式
①ミドルバンドの指数平滑移動平均線(EMA)を計算します
Middle Band=TPのN日(20)指数移動平均
TP=(高値 + 安値 + 終値) ÷ 3
②上部バンドを計算します
Upper Band=Middle Band + BW × 1.5
③下部バンドを計算します
Lower Band=Middle Band – BW × 1.5
BW(バンド幅)=N日(20)ATR
KeltnerChannelsを計算するためには、最初に指数平滑移動平均線(EMA)を計算する必要があります。
EMAは単純な移動平均線(SMA)と違い、直近の価格をより重視した移動平均線となります。
また、EMAの計測期間は、20日間で設定するケースが多くみられます。
KeltnerChannelsの見方
KeltnerChannelsの見方は、価格(為替レート)が上限のラインを実体が突破する場合、ラインに沿ってバンドウォークを行い上昇トレンドが続くと判断します。
逆に価格が下限のラインを実体が突破する場合も、ラインに沿ってバンドウォークが行われ、下落トレンドが続くと判断します。
- 上部バンドをローソク足の実体が上抜けた場合は、ロングエントリーのサインになります。
- 下部バンドをローソク足の実体が下抜けた場合は、ショートエントリーのサインになります。
- ローソク足の実体が上部バンドを下抜いた場合は、ショートエントリーのサインになります。
- ローソク足の実体が下部バンドを上抜いた場合は、ロングエントリーのサインになります。
- ミドルバンドを上下に移動している場合は、レンジ相場になります。
Meander IndicatorとKeltner Channelまとめ
今回は、ボリンジャーバンドと似た形の、Meander IndicatorとKeltner Channelの特徴と使い方を、解説してきました。
両方とも、センターにミドルバンドを配置し、上下に一定間隔のラインを引くところは同じですが、扱い方に違いが多くあることを書いてきました。
Meander Indicatorはローソク足(価格)を包み込んで推移することが、前提ですので上限ライン下限ラインに接触すると、反転を想定する逆張り的な使い方をイメージします。
かたやKeltner Channelは上限ライン下限ラインを越えると更に進行をする順張り的な使い方のイメージです。
ボリンジャーバンドや他のオシレーター系インジケーターなどと、併用して使われるとよりより良い成果が現れると思います。
森 栄一(もりえいいち)
記事は税理士歴10年以上の税理士が監修。もちろん海外FXの現役トレーダー。趣味は旅行と馬。最近はドラクエウォークにはまっています!
おすすめランキング
XM Trading(エックスエム)
超おすすめ初心者OK上級者向けバランス無料VPSボーナス日本人に断トツ人気の定番で、初期口座に最適。高い信頼性・高約定・コスパ良し・サポート良しで、ボーナスも高額。学習面も充実。
公式サイトへ総合評価: 約定力: / コスト: / サービス:レバレッジ 最大1,000倍 ボーナス 口座開設13,000円/初回入金100%+2回目以降20%/
取引ボーナス/期間限定ボーナスexness(エクスネス)
超おすすめ中・上級者ハイスペック無料VPS無制限レバレッジ・ロストカット率0%・スワップフリー・超低コスト・高約定。ハイレバレッジ少額取引でハイリターンを狙いたい人にもおすすめ。
公式サイトへ総合評価: 約定力: / コスト: / サービス:レバレッジ 無制限 ボーナス なし(環境整備重視のため、ボーナス提供なし) AXIORY(アキシオリー)
超おすすめ中・上級者ハイスペック低コスト信頼性かつハイスペックの安定した環境を求めている人向け。低スプレッド・低コスト・大口取引可スキャルピングにも特化。
公式サイトへ総合評価: 約定力: / コスト: / サービス:レバレッジ 最大400倍 ボーナス 年1~2回(年末年始・夏季など)に条件付き入金100%ボーナスなど